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Google Chromeのシークレットモードとは?履歴やCookie、できること・できないことを解説

2026年10月3日

Google Chromeのシークレットモードをイメージしたパソコン

Google Chromeには、「シークレットモード」という通常とは少し違うブラウジング方法があります。

「履歴を残したくないときに使うもの」というイメージはあっても、Cookieはどうなるのか、ダウンロードしたファイルは消えるのか、完全に匿名になれるのかまでは分かりにくいところです。

先に結論をいうと、シークレットモードは、このパソコンのChromeに残る閲覧履歴やサイトデータを抑えるための機能で、インターネット上で完全に匿名になる機能ではありません。

シークレットウィンドウをすべて閉じると、そのセッションで一時的に保存されていたCookieやサイトデータなどは削除されます。一方、ダウンロードしたファイルや追加したブックマークは残ります。

この記事でわかること

Chromeのシークレットモードの意味、通常モードとの違い、履歴・Cookie・ダウンロード・ブックマークの扱い、完全匿名になるわけではない理由、ゲストモードとの違い、Windowsでの開き方や終了方法まで初心者向けに解説します。

Chromeのシークレットモードとは?

シークレットモードは、Chromeで通常のブラウジングとは分けた一時的なセッションを開く機能です。

Googleは、シークレットモードではデバイスに保存される情報を制限できると説明しています。

通常のChromeでは、アクセスしたページが閲覧履歴へ記録されたり、WebサイトのCookieやサイトデータが保存されたりします。

シークレットモードでは、シークレットウィンドウをすべて閉じると、そのセッション中にChromeが保持していた閲覧記録やCookie・サイトデータが残りにくい仕組みになっています。

そのため、

  • 共有しているパソコンで一時的に履歴を残したくない
  • 普段のログイン状態とは別にWebサイトを開きたい
  • Cookieの影響を受けない状態でサイトを確認したい
  • プレゼントを探すなど、ローカルの閲覧履歴に残したくない

といった場面で使いやすい機能です。

「シークレット」という名前でも完全匿名ではない

シークレットモードは、主にその端末のChromeへ残る情報を抑える機能です。アクセス先のWebサイト、利用しているネットワークの管理者、インターネットサービスプロバイダーなどから通信そのものが見えなくなるわけではありません。

シークレットモードと通常モードの違い

違いを一覧で整理すると分かりやすくなります。

項目 通常モード シークレットモード
閲覧履歴 Chromeの履歴に保存される 通常のChrome履歴には保存されない
Cookie・サイトデータ 残る セッション中は一時的に使われ、終了時に削除される
ログイン状態 既存のCookieなどを利用 通常モードとは分けて開始する
ダウンロードしたファイル 残る 残る
追加したブックマーク 残る 残る
拡張機能 通常どおり利用 個別に許可したものだけ利用できる

特に覚えておきたいのは、「シークレットウィンドウを閉じればパソコン上のすべての記録が消える」という意味ではないことです。

ダウンロードしたファイルやブックマークは、その後も残ります。

シークレットモードでは閲覧履歴は残る?

シークレットモードで開いたページは、通常のChromeの閲覧履歴には保存されません。

GoogleのChromeヘルプでも、シークレットモードでアクセスしたページはChromeの履歴へ保持されないと案内されています。

通常の閲覧履歴を確認・削除する方法については、
Google Chromeの閲覧履歴を削除する方法をわかりやすく解説
で詳しく紹介しています。

シークレットモードを使っても、アクセス先のWebサイト側の記録や、会社・学校などのネットワーク側の記録まで消えるわけではありません。

Cookieはどうなる?

シークレットモードでも、Webサイトを正常に動作させるため、セッション中はCookieやサイトデータが一時的に利用されます。

ただし、シークレットウィンドウをすべて閉じてセッションを終了すると、そのセッションでChromeが保持していたCookieやサイトデータは削除されます。

そのため、普段ログインしているサイトをシークレットモードで開くと、再びログインを求められることがあります。

ChromeでCookieを手動で削除したい場合は、
Google ChromeのCookieを削除する方法をわかりやすく解説
も参考にしてください。

サードパーティCookieはデフォルトでブロックされる

現在のChromeでは、シークレットモードでサードパーティCookieがデフォルトでブロックされます。

そのため、サイトによってはログイン連携や埋め込みコンテンツなどが正常に動作しないことがあります。

特定のサイトだけ動作しない場合は、「シークレットモードだから壊れている」と決めつけず、サードパーティCookieの影響も考えます。

ダウンロードしたファイルは消える?

消えません。

シークレットモードでファイルをダウンロードしても、そのファイルはパソコンへ保存されます。

シークレットウィンドウを閉じても自動では削除されないため、不要なファイルはエクスプローラーなどから自分で削除する必要があります。

共有パソコンではダウンロードファイルに注意

閲覧履歴がChromeに残らなくても、ダウンロードしたファイルが「ダウンロード」フォルダーなどに残っていれば、ほかの利用者から見える可能性があります。

ブックマークは残る?

シークレットモード中に追加したブックマークは、シークレットモードを終了しても残ります。

Googleも、シークレットモードで追加したブックマークやリーディングリストの項目は保持されると案内しています。

「一時的に見たいだけで記録を残したくない」という目的でシークレットモードを使う場合は、うっかりブックマークへ追加しないように注意しましょう。

シークレットモードなら完全に匿名になる?

なりません。

シークレットモードは、主にChromeがその端末へ保存する情報を制限する機能です。

Googleの案内では、シークレットモードを利用しても、次のような相手からユーザーのアクティビティが見えなくなるわけではないとされています。

  • アクセスしたWebサイト
  • そのサイトで利用されるサービス
  • 職場や学校などのネットワーク管理者
  • インターネットサービスプロバイダー
  • 利用する検索エンジンやログイン先サービス

つまり、シークレットモードは「ネット上の身元を隠す機能」ではなく、「この端末のChromeへ残る履歴やサイトデータを抑える機能」と理解するのが正確です。

シークレットモードでもWebサイトにログインできる?

できます。

シークレットモードでは通常のChromeとは別のセッションとして始まるため、普段のログイン状態がそのまま引き継がれないことがあります。

ただし、シークレットウィンドウ内でGoogleや各Webサービスへログインすること自体は可能です。

ログインすれば、そのサービス側ではアカウントに結び付いた操作として扱われる場合があります。

「シークレットモードでログインしたから、そのサービスにも記録が残らない」という意味ではありません。サービス側の保存内容は、そのサービスの設定や仕組みによって異なります。

Chromeの拡張機能は使える?

Chromeの拡張機能は、通常すべてが自動的にシークレットモードで動くわけではありません。

必要な拡張機能だけ、管理画面から個別に「シークレット モードでの実行を許可する」をオンにできます。

拡張機能の設定方法は、
Google Chromeの拡張機能を無効・削除する方法をわかりやすく解説
で詳しく紹介しています。

また、Googleはシークレットモードやゲストモードでは、新しい拡張機能をインストールできないと案内しています。

Windowsでシークレットモードを開く方法

Windows版Chromeでは、メニューまたはキーボードショートカットから開けます。

Chromeのメニューから開く

  1. Google Chromeを開きます。
  2. 右上の「︙」を選びます。
  3. 「新しいシークレット ウィンドウ」を選びます。

通常のChromeとは別に、シークレットウィンドウが開きます。

ショートカットで開く

Windowsでは、

Ctrl+Shift+N

で新しいシークレットウィンドウを開けます。

Macでは「Command+Shift+N」です。

シークレットモードを終了する方法

シークレットモードを終了するには、開いているシークレットウィンドウをすべて閉じます。

複数のシークレットウィンドウを開いている場合は、1つだけ閉じてもセッションが続くことがあります。

Googleは、すべてのシークレットウィンドウを閉じることでシークレットモードのセッションが終了すると案内しています。

ゲストモードとの違いは?

Chromeにはシークレットモードのほかに「ゲストモード」もあります。

どちらもローカルの閲覧履歴を残しにくい点は似ていますが、使う目的が少し異なります。

比較 シークレットモード ゲストモード
向いている場面 自分が一時的に履歴を残したくない 他人のPCを使う・他人に自分のPCを使わせる
自分のChrome情報 一部の自分の環境を使える 他のChromeプロフィールと分けて使う
終了後の閲覧アクティビティ ローカル履歴やサイトデータを保持しない ゲストモードの閲覧アクティビティを削除

共有パソコンや公共のパソコンを利用する場合は、ゲストモードの方が分かりやすい場合があります。

仕事用と個人用など、Chromeの環境を継続して分けて使いたい場合は、
Google Chromeのプロフィールとは?追加・切り替え・削除と仕事用・個人用の使い分けを解説
も参考にしてください。

サイトの不具合をシークレットモードで調べる方法

普段のChromeではサイトが正常に動かないとき、いきなりCookieを削除する前に、シークレットモードで同じページを開いて比較する方法があります。通常モードのデータを消さずに、動作の違いを確認できるのが利点です。

  1. 通常ウィンドウで、問題が起きるページのURLをコピーします。
  2. Ctrl+Shift+Nでシークレットウィンドウを開きます。
  3. コピーしたURLを貼り付け、同じページを表示します。
  4. 表示崩れなど、問題になっていた症状が出るか確認します。

購入・送信・決済など、実行すると処理が重複する操作は、確認のために繰り返さないでください。

シークレットモードでは正常に動いた場合

通常モードに保存されたサイトデータや、拡張機能などの違いが関係している可能性があります。ただし、この結果だけで「Cookieが原因」とは断定できません。

まず通常ウィンドウで拡張機能を1つずつ無効にし、同じ症状が改善するか確認します。それでも改善せず、ログイン状態の異常などが続く場合は、対象サイトのCookie削除を検討します。Cookieを削除すると再ログインが必要になる場合があるため、ログイン方法を確認してから行いましょう。

シークレットモードでも正常に動かない場合

通常モードのCookieだけが原因とは考えにくいため、サイト側の障害情報やネット接続など、別の原因も確認します。

一方で、シークレットモードではサードパーティCookieが標準でブロックされるため、その制限によってログイン連携や埋め込みコンテンツが動かない場合もあります。通常モードと条件が完全に同じではない点に注意してください。

ログインが必要なページを比較するときの注意

シークレットモードでは、通常モードのログイン状態は引き継がれません。ログイン前のページとログイン後のページを比べても、表示の違いが不具合なのか判断できないことがあります。

比較する場合は、同じアカウント・同じページなど、確認条件をそろえてください。確認が終わったら、シークレットウィンドウをすべて閉じます。

シークレットモードについてよくある質問

シークレットモードなら家族に履歴を見られませんか?

通常のChrome履歴には残りません。ただし、ダウンロードしたファイル、ブックマーク、Webサイト側の記録、ネットワーク側の記録などまで消えるわけではありません。

シークレットモードを閉じればCookieは消えますか?

そのシークレットセッションでChromeが保持していたCookieやサイトデータは、すべてのシークレットウィンドウを閉じてセッションを終了すると削除されます。

シークレットモードでダウンロードしたファイルも消えますか?

消えません。保存先のフォルダーに残るため、不要なら自分で削除してください。

シークレットモードでログインした履歴は残りませんか?

Chromeの通常の閲覧履歴には残りませんが、ログイン先のサービス側にアカウントの利用履歴や操作記録が保存される場合があります。

シークレットモードならウイルスや危険なサイトも安全ですか?

いいえ。シークレットモードはセキュリティソフトの代わりではありません。危険なサイトや不審なファイルへの注意は通常モードと同じように必要です。

シークレットモードを常に使った方が安全ですか?

一概にはいえません。シークレットモードはローカルに残る履歴やサイトデータを抑えたい場面で便利ですが、ログイン状態を毎回やり直すなど不便になることもあります。目的に合わせて使い分けるのが分かりやすいです。

まとめ

Chromeのシークレットモードは、通常のブラウジングとは分けた一時的なセッションを利用する機能です。

  • 通常のChrome閲覧履歴にはアクセスしたページが残らない
  • Cookieやサイトデータはセッション終了時に削除される
  • ダウンロードしたファイルは残る
  • 追加したブックマークも残る
  • 完全匿名になる機能ではない
  • 拡張機能は個別に許可したものだけ使える
  • WindowsではCtrl+Shift+Nで開ける
  • すべてのシークレットウィンドウを閉じるとセッションが終了する

「履歴が残らない=何も記録されない」ではないことを理解したうえで、共有PCや動作確認など、必要な場面で使い分けると便利です。

参考情報

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