Google Chromeを使っていると、右上に丸いプロフィールアイコンが表示されます。
「Googleアカウントのアイコンと何が違うの?」「仕事用と個人用でChromeを分けたい」「家族と同じパソコンを使うと履歴が混ざらない?」と疑問に感じることもあります。
先に結論をいうと、Chromeのプロフィールは、ブックマーク・閲覧履歴・パスワードなどのChrome情報を、利用者や用途ごとに分けて管理するための仕組みです。
仕事用と個人用を分けたり、1台のパソコンを複数人で使い分けたりするときに便利です。
Chromeプロフィールの意味、Googleアカウントやシークレットモードとの違い、新しいプロフィールの追加・切り替え・編集・削除方法、仕事用と個人用の使い分け方、削除前に確認したい注意点まで初心者向けに解説します。
Chromeのプロフィールとは?
Chromeのプロフィールは、同じパソコンのChromeの中で、利用者や用途ごとにブラウザー環境を分けるための機能です。
Googleの公式ヘルプでは、Chromeプロフィールを使うことで、
- ブックマーク
- 閲覧履歴
- パスワード
- 各種Chrome設定
などの情報をプロフィールごとに分離できると案内されています。
たとえば、
- 個人用
- 仕事用
- 家族用
というようにプロフィールを作れば、同じChromeを使っていてもブックマークや履歴が混ざりにくくなります。
Chromeプロフィールを使うと何が分かれる?
プロフィールを分けると、Chromeで使う多くの情報を別々に管理できます。
| 項目 | プロフィールごとに分けられる? |
|---|---|
| ブックマーク | 分けて管理できる |
| 閲覧履歴 | 分けて管理できる |
| 保存したパスワード | プロフィールごとに管理できる |
| テーマカラー | 変更できる |
| プロフィール名・画像 | 変更できる |
| Googleアカウント | プロフィールごとに別のアカウントでログイン可能 |
ChromeへGoogleアカウントでログインすると、ブックマークやパスワードなどの情報をGoogleアカウントへ保存し、同じアカウントでログインしている別の端末から利用することもできます。
タブや閲覧履歴についても、設定によってGoogleアカウントへ保存できます。
Chromeプロフィールはどんなときに便利?
Googleは、Chromeプロフィールが特に便利な場面として、パソコンを複数人で共用する場合と、仕事用・個人用など複数のアカウントを使い分ける場合を挙げています。
仕事用と個人用を分けたい
仕事用のWebサービスやブックマークと、個人用のサイトやパスワードを同じChromeで管理していると、誤って別のアカウントでログインしたり、ブックマークが増えすぎたりすることがあります。
プロフィールを分ければ、仕事用Chromeと個人用Chromeをそれぞれ独立した感覚で使えます。
家族で同じパソコンを使う
家族で同じWindowsパソコンを使っている場合も、Chromeプロフィールを分けることで、ブックマークや閲覧履歴などが混ざるのを避けやすくなります。
ただし、後で説明するように、Chromeプロフィール自体は他の利用者から完全に情報を隠すためのセキュリティ機能ではありません。
Chromeに新しいプロフィールを追加する方法
Windows版Chromeでは、右上のプロフィールメニューから追加できます。
- Google Chromeを開きます。
- 右上のプロフィールアイコンを選びます。
- 「Chrome プロファイルを追加」を選びます。
- 必要に応じてGoogleアカウントでログインします。
- プロフィール名・写真・テーマカラーなどを設定します。
Googleアカウントでログインせず、ローカルのChromeプロフィールとして利用することもできます。
Googleアカウントでログインした場合は、ブックマークやパスワードなどの情報をアカウントへ保存し、ほかの端末から利用できるようになります。
Chromeプロフィールを切り替える方法
作成したプロフィールは、Chrome右上のプロフィールアイコンから切り替えられます。
- Chromeを開きます。
- 右上のプロフィールアイコンを選びます。
- 切り替えたいプロフィールを選びます。
仕事中は仕事用、プライベートでは個人用と切り替えておくと、ログイン先やブックマークの混同を減らしやすくなります。
Chrome起動時にプロフィール選択画面を表示する方法
複数のプロフィールを頻繁に使う場合は、Chromeを開いたときにプロフィール一覧を表示する設定も便利です。
- Chrome右上のプロフィールアイコンを選びます。
- 「その他の Chrome プロフィール」から「Chrome プロファイルを管理」を開きます。
- 画面下部の「起動時に表示する」をオンにします。
これで、Chromeを起動するときに利用するプロフィールを選びやすくなります。
プロフィール名・画像・テーマカラーを変更する方法
プロフィールを複数作る場合は、名前や色を変えておくと間違いに気付きやすくなります。
- Chrome右上のプロフィールアイコンを選びます。
- 「Chrome プロファイルを管理」を開きます。
- 編集したいプロフィールのメニューから「編集」を選びます。
- 名前・写真・テーマカラーを変更します。
たとえば仕事用を青系、個人用を別の色にするなど、見た目で区別しておくと便利です。
Chromeプロフィールを削除する方法
使わなくなったプロフィールは、プロフィール管理画面から削除できます。
- Chrome右上のプロフィールアイコンを選びます。
- 「Chrome プロファイルを管理」を開きます。
- 削除するプロフィールのメニューを開きます。
- 「削除」を選びます。
- 内容を確認して削除を確定します。
Googleは、Chromeプロフィールを削除すると、そのプロフィールのブックマーク・履歴・パスワードなどの設定がパソコンから削除されると案内しています。必要な情報が残っていないか、Googleアカウントへ保存しているかなどを確認してから削除してください。
プロフィールを削除するとGoogleアカウントも消える?
Chromeプロフィールをパソコンから削除することと、Googleアカウントそのものを削除することは別です。
Chromeプロフィールを削除すると、そのプロフィールに保存されているローカルのブックマーク・履歴・パスワードなどがパソコンから削除されます。
一方、Googleアカウントへ保存しているChrome情報は、アカウント側に残っている場合があります。
そのため、削除前に「この情報はパソコンだけに保存されているのか」「Googleアカウントにも保存されているのか」を確認することが大切です。
Chromeプロフィールとシークレットモードの違い
Chromeプロフィールとシークレットモードは、どちらもブラウジング環境を分ける機能ですが、目的が違います。
| 比較 | Chromeプロフィール | シークレットモード |
|---|---|---|
| 主な目的 | 利用者・用途ごとに環境を分ける | 一時的なブラウジングを行う |
| ブックマーク | プロフィールごとに継続して保存 | 追加したブックマークは残る |
| 通常の閲覧履歴 | プロフィールごとに保存 | 通常のChrome履歴には保存されない |
| 長期利用 | 仕事用・個人用など継続利用向き | 一時利用向き |
一時的に通常の履歴へ残さずWebサイトを開きたい場合は、
Google Chromeのシークレットモードとは?履歴やCookie、できること・できないことを解説
も参考にしてください。
Chromeプロフィールとゲストモードの違い
ゲストモードは、他のChromeプロフィールの情報を表示・変更せず、一時的にChromeを利用するためのモードです。
Googleは、他人のパソコンを使う場合や、他人に自分のパソコンを一時的に使わせる場合、公共のパソコンを使う場合などにゲストモードを案内しています。
ゲストモードを終了すると、そのゲストセッションの閲覧履歴・Cookie・サイトデータはパソコンから削除されます。
一方、Chromeプロフィールは、仕事用・個人用などの環境を継続して使うための仕組みです。
Chromeプロフィールはパスワード代わりになる?
なりません。
ここは特に注意したいポイントです。
Googleは、同じデバイスを使うユーザーは、そのデバイスに設定されている他のChromeプロフィールへ切り替えられると案内しています。
つまり、Chromeプロフィールは情報を整理するためには便利ですが、他の利用者から自分の閲覧情報を完全に隠すためのセキュリティ機能ではありません。
見られて困る情報がある場合は、Chromeプロフィールだけに頼らず、Windowsのユーザーアカウントを分けるなど、OS側の利用環境も適切に分けてください。
仕事用と個人用のアカウントを取り違えないための使い方
プロフィールを2つ作っても、使うウィンドウを間違えると、意図しないアカウントで作業してしまいます。名前や色で区別したうえで、送信・共有などを行う前に、利用中のアカウントを確認する習慣をつけましょう。
最初にプロフィール名と色を分ける
プロフィール名は「仕事」「個人」など、用途がすぐ分かる名前にします。テーマカラーも別々にすると、複数のウィンドウを開いているときに見分けやすくなります。
仕事用のGoogleアカウントがある場合は仕事用プロフィールで、個人のGoogleアカウントは個人用プロフィールで利用します。会社から利用方法を指定されている場合は、そのルールに従ってください。
メール送信やファイル共有の前に確認する
たとえば仕事用のGmailを使うなら、次の順に確認します。
- Chrome右上のプロフィールアイコンを開き、仕事用プロフィールを使っているか確認します。
- Gmail側の右上にあるアカウントアイコンを開き、仕事用のメールアドレスになっているか確認します。
- メール作成画面で送信元を確認してから送信します。
Chromeのプロフィールと、Webサイト内でログインしているアカウントは別に確認してください。プロフィール名を「仕事」にしただけで、すべてのWebサービスが仕事用アカウントに切り替わるわけではありません。
用途ごとにブックマークを登録する
仕事用には業務で使うサイト、個人用には私生活で使うサイトを登録します。よく使うページを各プロフィールのブックマークから開くようにすると、目的の環境で作業を始めやすくなります。
最初は仕事用と個人用の2つで運用し、必要になった場合だけ追加すると、切り替え先に迷いにくくなります。
プロフィールを分けても閲覧履歴は残る?
通常のブラウジングであれば、閲覧履歴は利用しているChromeプロフィール側に保存されます。
仕事用と個人用のプロフィールを分ければ、それぞれのChrome履歴を分けて管理できます。
Chromeの閲覧履歴そのものを削除したい場合は、
Google Chromeの閲覧履歴を削除する方法をわかりやすく解説
も参考にしてください。
Chromeプロフィールについてよくある質問
Chromeプロフィールはいくつ作れますか?
複数のプロフィールを作成できます。実際の運用では、必要以上に増やすと切り替えに迷いやすくなるため、仕事用・個人用など用途が明確なものに絞ると管理しやすくなります。
プロフィールを追加するにはGoogleアカウントが必要ですか?
必ずしもGoogleアカウントへのログインが必要というわけではありません。ローカルのChromeプロフィールとして使うこともできます。Googleアカウントでログインすると、対応するChrome情報をアカウントへ保存し、他の端末から利用できるようになります。
プロフィールを削除したらブックマークも消えますか?
Googleは、プロフィールを削除すると、そのプロフィールのブックマーク・履歴・パスワードなどの設定がパソコンから削除されると案内しています。削除前に必要な情報がGoogleアカウントへ保存されているかなどを確認してください。
仕事用と個人用はプロフィールを分けた方がいい?
必須ではありませんが、ブックマークやログイン先、履歴などを分けたい場合には便利です。仕事用サービスへ個人アカウントで入るといった取り違えも減らしやすくなります。
Chromeプロフィールを分ければ家族に履歴を見られませんか?
完全には防げません。同じパソコンを使う人は他のChromeプロフィールへ切り替えられる可能性があります。プライバシーを明確に分けたい場合は、Windows側のユーザーアカウントも分けることを検討してください。
まとめ
Chromeプロフィールは、同じChromeの中でブックマーク・履歴・パスワードなどを利用者や用途ごとに分けて管理するための機能です。
- 仕事用と個人用のChrome環境を分けられる
- ブックマーク・履歴・パスワードなどをプロフィールごとに管理できる
- 右上のプロフィールアイコンから追加・切り替えできる
- 名前・写真・テーマカラーを変更できる
- プロフィール削除時はローカルのブックマーク・履歴・パスワードなども削除される
- シークレットモードとは目的が違う
- プロフィール自体はパスワードやアクセス制限の代わりにはならない
長く使い分けたい環境はChromeプロフィール、一時的に履歴を残しにくくしたい場面はシークレットモードと考えると整理しやすいでしょう。